場所の移動ができました。

こんばんは。マチルダの澤井です。
写真はいわゆるトランジションカード(移行カード)というものを真似て作りました。勉強仲間のHさん、参考になりました。パクリちゃう、サンプリングや。。ありがとうございます。




今日は写真のグッズを作ってみました。

構造化で言う場所の1:1対応ということがずーっとやりたくて、できていなかったので、試しにやってみました。

自閉症の人にとって、切り替えというのは難しいものだと思います。遊んでいるおもちゃをやめて、と伝えてもなかなか終われない。そんなことありませんか。ぼくはよくあります。
それは、終わるタイミングというのが定型発達(いわゆる健常の人)だと、なんとなく分かるのですが、なんとなく分かるって難しいことではないでしょうか。
目に見えない時間や間を読まなくてはならないので。

構造化では(ぼくの解釈の構造化では)
場所の意味付けを一つ、1:1にすることで、切り替えや移動がスムーズにできると考えます。例えば、ご飯を食べる机、自分一人で課題や宿題をやる机や部屋、遊ぶ部屋、大人に教えてもらいながら課題に取り組む場所などのように、ひとつの場所にひとつの目的、意味があると、自閉症の人には非常に分かりやすいということです。

逆に、ご飯を食べるところも、勉強するところも、遊ぶところも、全部同じ机だと分かりにくいそうです。いつからいつまでが、ご飯の時間で、いつからいつまで勉強するのか分かりにくいということです。

だから、場所ごとにやることが明確だと取り組みやすいという考え方を構造化ではするようです。


今日試した写真のスケジュールは、課題用のスケジュールです。課題用スケジュールには二個の課題の写真を貼っておきました。
一方で、マチルダで過ごす一日の流れのスケジュールに写真の黄色のカードを貼っておきました。

ポイントは課題部屋のパーテーション(間仕切り)が黄色で、課題用のスケジュールも課題部屋の一つの机に置いておきました。そこで、一日の流れのスケジュールに写真の「きいろ」のカードを貼っておきました。そのカードをはがして、課題用スケジュールの封筒(おなじ「きいろ」の絵が貼ってあります)に入れてもらいます。

課題用スケジュールと一日の流れのスケジュールをスタッフさんに写真を撮ってもらい、お迎えの車内でご本人に見てもらいました。

さて、結果はこちらの思惑通り、「きいろ」のカードを持って机に移動して、「きいろ」の封筒に「きいろ」カードをいれることができました。また、課題にも取り組んでもらうことができました。

その後は余暇になるので、ご本人のしたいことをして過ごしてもらいました。すんなりやってくれたらしいのですが、がんばったら楽しいことがあるという環境でやることも大事なのかなと。

ただ動きづらい人を動かすために、「きいろ」カードを使いたいのではなく、将来簡単に移動できるようになると、ご本人も支援者も楽になるのではと思ってやってみました。

しかし、文章で説明するのはとても難しい。。。

質問ある人は直接聞いてください。
それでも上手く説明できないかもなので
見学来てください。

さて、今日は帰りますわ。意外にはかどりませぬ。

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