えとせとらでは、月に一回ヘルパーや支援スタッフが集まってのスタッフミーティングを実施しています。本当は週に一日ぐらいはやりたいのですが、15人程度の集まりでも日程調整にはかなり苦労します。
普段は一人ひとりの利用者さんや支援についての情報共有や、検討、研修などをしています。
法人が始まり7年目になり、スタッフも全体で35名を超える事業所になりました。
自分達が大切にしていることを実践し、スタッフにはそれを伝えてきたつもりでしたが、人数が増えていくにつれ、それらが薄まってきているのを感じていました。
そこで、「良い支援とは?」との問いかけのもと支援の質について考える機会をつくりました。
個別ケースにおける支援をみんなで考え、それぞれの支援を振り返っていくことはあっても、自分自身の支援を振り返りながら、支援の中身について意見交換しあうという事は、私たち常勤職員でさえもあまりしてこなかったことなので、参加者のほとんどにおいて、とても刺激的な機会になったようです。
ありがたいことに、奇麗事を並べて終わるのではなく、自身の出来ていない部分や負の部分と向き合い率直に話してくれるスタッフもいました。また、自分自身を振り返り、ことばが出なくなってしまうスタッフもいました。それぞれが、真剣に考え、自分と向き合っていた結果なのだと思います。
私たちはサービス提供者ではありますが、同時に普通の人間です。
だれもが、いつでも前向きで福祉的な気持ちでいられるわけではありません。
自分自身の中に沸き起こる負の感情や高ぶる気持ちを時には押さえつけたり、別のどこかで吐きだしたり昇華しながら、感情をコントロールし、前向きな感情、気持ちに持っていかなくてはならない場面はたくさんあるし、実際にはそれがうまくできなくて、利用者さんに嫌な思いをさせてしまったこともたくさんあります。
でも、それはやっぱりいけない事だよね、だけどどうしてそうなってしまうのかという原因を考えたり、など様々な意見交換がなされました。
3グループに分かれ、ワークショップ形式で意見交換、最後はグループごとに考えをまとめて発表してもらいました。実は、今日はこのシリーズ2回目になります。前回の良い支援の検討を踏まえ、悪い支援とはなんだろうというテーマで考えてもらいました。
前回よりも、少し重い雰囲気で話が進み、考えをまとめるのにも時間がかかっていました。良い支援と言うテーマで考えた結果と比べ、悪い支援から考えた結果からの気づきがあるといいと思います。
こんな検討をもう後数回重ねながら、えとせとらとして考える良い支援の具体像をまとめていきたいと思っています。
かわち
0 件のコメント:
コメントを投稿