先日、瀬戸市自立支援協議会が主催の
せとのふくし現場見学バスツアーに参加してきました。
えとせとらからは、4名の参加。
第1弾は、品野にある3施設でしたが、今回の第2弾は、
愛知県コロニーにある春日台養護学校、春日台職業訓練校です。
そもそも自立支援協議会ですが、瀬戸市における福祉的な課題や
テーマについて、みんなで情報共有したり、
協力して解決に向けて取り組んでいこう!というような場です。
事業所・行政・学校といったいろいろな立場のメンバーが集まっています。
で、そのなかで、瀬戸市として大切にしたいことが、
みんなが協働して課題解決にむかうことでして、
「まっと つながろまい!」を協議会の理念としております。
話が長くなりました。
要するに、協働していくうえでも、お互いのことをもっと知りたいよね
と言う流れから、現場見学ツアーの話がでてきました。
今回は、普段から参加いただいている春日台養護学校の地域支援部の先生から
声をかけていただきまして、この企画が実現!
春日台養護学校には、私たちが支援しているお子さんもたくさん在籍してみえます。
授業の様子などは僕らからするとそんなに気軽に見に行くこと出来ないので、
とても楽しみでした。
総勢で35名のツアー参加なので、小学部・中学部・高等部の3グループに別れ、
先生の引率でみさせていただきました。
この日の事を、支援部の先生がよくよく準備していただいていたんだろうなぁ
ということが、快く受け入れて下さる各教室の先生方の様子からわかりました。
顔見知りの子ども達、作業に取り組む様子など勉強になることもたくさんありました。
午後は、職業訓練校へ。
イメージしていたのは高校を卒業した方が行くところかとおもっていましたが、
中学校を卒業した方がほとんどだそうで。
木工、金工、紙器、裁縫、窯業のコースがあり、
それぞれのコースで1年かけて技術を習得できるようになっています。
アビリンピックでは、メダルを取れるぐらいまでの高い技術を身に付けた方も多く、
知らなかったですが、凄い場所でした。
実際にみせてもらった作品は、まぁ見事なものでして。
自分がはいったとして、同じようにできるようになるか、
まったく自信ありません(+o+)
ここは全寮制になり、生活習慣や1日働ける体力を備えることも目的にしていて、
起床から就寝、食事にいたるまできっちりプログラム化されています。
今の産業・経済事情から、習得した技術でもって就職ができることは
かなり少ない様ですが、就職率自体はかなり高いとのこと。
ここでの暮らし、すべてをとおして、社会にでてもやっていける人材を
養成しているという事でしょうか。
ただ、近年は入校生が少ない様で、
大幅に定員割れしているため存続の危機とのこと。
建物は40年来のつくりなので、
設計も古く(9畳1間に3~4名で生活)、老朽化しているため、
プライバシー・生活環境という面では決してよいものではありません。
対象は、C判定程度の知的障がいの方になるそうです。
発達障がいの方は、集団生活や生活環境の面から、なかなか難しいらしく。
今は、みんな高等部までいき、そのまま進路も決まってしまう方も多いので。
そういったことが入校生減少の要因なのだろうと思います。
県の施設になるので、民間のように建物の改修も柔軟にできないですしね。
なんだか、もったいないなぁとは思います。
今回の参加者、就労系やら児童系、介護系など色んな立場のスタッフが
参加していて、質問などの様子をみていると、着眼点などそれぞれの仕事
とリンクしている事が多く、勉強になり、刺激も受けて帰ってきました。
かわち
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