暑いのは嫌だけど、雨降りも色々大変だなぁ。
先日、幼稚園の巡回療育支援に参加してきました。
歴史のある幼稚園。現在私達が支援している方の中に、この幼稚園出身の方がみえますが、個別対応だったんだろうなということが想像できます。
瀬戸市、多分に漏れず少子化の道をたどっており、以前は1000人いた新生児も今は800人台だとか。
毎年の園児獲得のため、年少前のプレ(体験)というものに力をいれている園が増えているようです。
こちらのプレにはたくさんの方が通ってみえるようで、人気の高さがうかがえます。
幼稚園の先生も、昔は続けられない環境が多く、入れ替わりが激しい時代もあったようです。
今では先生の獲得も大変なようで、ギリギリと思われる職員配置ながらもベテランの先生が何人かみえ、続けられる環境があるんだねぇと巡回に見えたマスタークラスの保育士さんが言ってみえました。
僕にはすごく若い先生に見受けられましたが、なるほど年少クラスの運営はとても上手にやっておられ、この時期ということも考えると、若いながらもすでに経験豊富な先生のようです。
今では先生の獲得も大変なようで、ギリギリと思われる職員配置ながらもベテランの先生が何人かみえ、続けられる環境があるんだねぇと巡回に見えたマスタークラスの保育士さんが言ってみえました。
僕にはすごく若い先生に見受けられましたが、なるほど年少クラスの運営はとても上手にやっておられ、この時期ということも考えると、若いながらもすでに経験豊富な先生のようです。
多くの親御さん・お子さんの心をつかみ、良い人材も確保しなければならない。当たり前のことではありますが、少子化により幼稚園経営というものがよりシビアに求められる時代に突入しているわけです。
その中で、個別に支援を必要とするお子さんを民間でうけとめようとするのは、骨太な信念を感じるのです。
それは、この日の打ち合わせが始まりすぐにわかりました。
この園は、障がいがあるとかないとか、そういうことではなく、すべての子ども達に真摯に向き合っているんですね。
今、子ども達を取り巻く環境は本当に様々です。
重度のアレルギーのあるお子さんもいれば、複雑な家庭環境にあるお子さんもみえます。そういった中の一人として、障がいのあるお子さんや、発達の気になるお子さんもいる、個別性がもとめられるお子さんであっても、できる限りの体制をつくり受けとめてきたんだと思います。
特にすごかったのが、園長先生が本当によく子ども達一人一人に声をかけて見えました。ちょっとびっくりするのですけど、本当にすべての子ども達が園長先生を慕う様子に、今日だけのことでないのがよくわかりました。園長先生の顔を見ると、子ども達が遊んでほしくて仕方がない様子なんですね。
最近僕は業務山盛りのため、事務所に引きこもりがちです。ちょっと反省しました((+_+))
この日観察させていただいたのは、発達障害のお子さんと、そうなんじゃないかなというお子さん。
制作という時間があり、工作なんかをやったりするのですが、この時間を苦手とするお子さん多いようですね。
やはり、説明がすぐに理解できなかったり、一通りの説明を聞き終わるだけの集中力がなかったり、それぞれの反応ですが、「わからない」と拒否してしまったり、歩き回ってしまうようなこともあるようです。
話の中で、一つ感じたことがありました。
子どもが「わからない」ということについて。
説明がわからないので、その時間自体が苦手となってしまい、「わからない」を連発してやる前から拒絶してしまう。
一見すると、色々できるんじゃないかと思われがちなお子さんは特に、ちょっとサボってるぐらいに思われてしまう。でも、本当は本当によくわからない・・・・。何がわかっていて、何がわかっていないか。評価って大事ですね。
「わからない」と言った時に大人がネガティブな反応をすると、きっとそのこと自体どんどん言わなくなってしまう。でも、わからないが解決するわけではないから、周りと自分の違いが分かってきてしまうお子さんになると、どうしても自分に自信をもてなくなってしまう。
多くの障がいのあるお子さんの成長過程における支援に関わらせていただき、自分に自信をもてずにいるお子さん、自己肯定感が低いお子さんが多いなぁという印象があります。
思春期から卒業、就職とライフステージが進むにつれ、そのことが大きく影響し、苦労されている方が多くいます。
成長していく中で、わからないことを素直にわからないと伝えられる環境や雰囲気はどんどん減っていく。だからこそ、今この時期のお子さんが「わからない」と言ったときには、そのことが素晴らしくて、そうすると大人が助けてくれる、伝えたことでわかりやすくしてくれるという経験をしっかり積み重ねてあげて欲しい。
そんなことを伝えさせていただきました。
自己肯定感を高めていく支援。
最近の自分のテーマでもあります。
色々なところでこのことを聞くようになり、本当に重要なことだよなぁと僕らが関わっている方々を見てもそう思います。
もう終わりがけですが、移動支援で出かけた先にあった さつきつつじ |
かわち
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