仕事以外で映画みるのは、本当に久しぶり。
知的障がい者のグループホームを舞台にした物語。
関係者の間では、Facebook等でも話題になっていましたし、ラジオでも監督の堤幸彦のインタビューなど聞いたりしてたので、無理矢理時間つくって見てきちゃいました。
この手の映画は、俳優がどれだけリアルに障がい者を演じているかに目がいってしまいがちなんですが、この映画はもともと舞台作品のためか、ちょっとコミカルに展開していくこともあり。。。
でも、30分もするとそんなことはどうでもよくなってきます。
ポップな雰囲気の中にも随所に。
本当に随所に。
核心をついた重いテーマがちりばめられています。
それが、とても現実(リアル)であり、突き刺さります。
あまりのリアルな重たさに。
正直、途中で目をそむけたくなる。
そんな気持ちを必死で堪えながら、それでも僕は支援者だから。
その現実を受けとめるところからしか、はじまらない。
そんなことを感じながら見続けた作品でした。
感動もあり、そしてやるせなくて、切なくて、胸をぎゅっと締めつけられるような、いろんな意味の涙をながしました。
きっと見る人の立場によって、感じるところは大きく違ってくる作品だと思います。
僕は支援する立場の人や、一般の人らは是非たくさんの人に見て欲しいと思いました。
理解を広めるような作品ではなく、こういう現実があるけど、あなたはどう感じましたか?そして、どうする?と社会に問いかけるような作品だったと感じています。
それにしても、この脚本はすごいな。
舞台をそのままに映画にしたような演出。俳優のコミカルな演技が、重すぎる内容を少しライトなものにして、救いになっているような気がします。
さすがは堤幸彦監督といった感じ。
0 件のコメント:
コメントを投稿