就労移行支援について

こんばんは。マチルダの澤井です。先週ブログサボりました。。個別支援計画の作成とモニタリング(面談)を年間60回以上しなきゃならないのが辛いです。よその優秀な事業所の責任者の方達はちゃんとやっているようなので、ぼくも粛々と遅れを取り戻し始めた秋の空。さて、泣いてばかりもいられないので、ブログを書きます。


就労移行支援の研修会に東京に行ってきました。10年ぶりに夜行バスに乗ったら、意外に快眠出来ておれできるじゃん!バスで寝られる自信がつきましたww

受けてきた研修は通称TTAP、日本語訳は「自閉症スペクトラムの移行アセスメントプロフィール」。

TTAPとはアメリカのノースカロライナ大学TEACCH®自閉症プログラムで開発されました。

学齢期~就労期?への移行をしていくための分析、評価の方法という説明でどうでしょうか。

まあね、目からうろこでしたよ。すごい!!の一言。

講師の方からTTAPを行って就労移行していった方についての説明をしてもらいました。ご本人について、学齢期には行動問題があり~と具体的なエピソードを聞いて僕が受けた印象も、一般就労は難しいだろうなあと正直に思ってしまいました。

しかし、職場での様子をビデオで見たら。。

働いている!!しかも自立的に!! 

ポイントは
・本人の学習スタイル(障害特性)の強みを活かす、弱みをフォローすること
・受け入れ先にご本人のアセスメントを伝えて?丁寧に引き継ぐこと
・「本人が人に見られていなくても」(視覚的指示書を頼りに1人で)行動できるように、環境調整をしておくこと

ができているのかなと、ぼくなりに思いました。間違ってたらごめんなさい。

こうやって書いてしまうと、支援の基本と呼べる、フレーズになってしまい、
ぼくの感動を伝えられません。残念。


ただ、ちょっと僕が実践するにはまだ分からない部分がたくさんあったので、引き続き研修に参加したいなと思いました。

でもさ、でもさ。

前から疑問に思っていたことが少し雪解けしました。

この行動があると(わがままと見える事が多い?)
社会人(福祉的就労)になったら本人が困るだろう
だから今のうちになんとかしてあげたい
という考え方が現場レベルだと多い気がします。


ぼくが、この数年であくせく学びながら考えたのは、
いやでも弱い部分をさあ、直せるのか??
それよりも強い部分を認めて、伸びていただいて
という視点が大事じゃないか??と

そう思いながら、他の人たちに上手く説明できないんです。


今は問われれば、こう言えるかもしれません。

上記の方の例を説明して

行動問題があっても一般企業で働ける方の例がある
それはおもにその方の強い部分、弱い部分を分析、評価して
実習段階から将来の就職先へ評価、分析を伝達すること
強みを活かした働き方を就職先に提案すること

今私は放デイの責任者としてここまではできていないが

こうしていきたいとは言える。

おそらくマチルダの子どもたちの多くの就職先が
福祉的就労だと思う。

福祉的就労でも一般企業でも価値は変わらない。

ただ本人が希望し、また環境を調整してさしあげることで
一般就労の可能性が見いだせればサポートできる自分でありたい。

また、福祉的就労の場合も、
マチルダでの情報の蓄積を伝達して、放課後デイと就労先事業所が
連携できたらいいのでは?


まだ、やっとこの考え方に行きついたばかりです。
絵に描いた餅です。。

生意気なこと書いてるかもしれないですけどね。

TTAPの実践例は印象に残ってるけど、まだ実践の仕方がよくわからん。。
勉強してみようと思います。


次はこの前見学に行った事業所で感銘を受けたことについて
書いてみようかと思ってます。

さわい拝