それぞれの冬休み

瀬戸特別支援学校にある放課後等デイサービス さくらっこ と、Cherry Blossomは、27日(土)で年内の営業納めです。

冬休みでもありますので、それぞれスペシャル企画が用意されていました。


さくらっこ

小学部のデイ





いやぁ、さくらっこ っぽい。小学部は重症児が多いので、ほんわかしてとても優しい雰囲気。こども達のスタッフに身体を預ける様子がとてもいい。

バルーン?はふわふわ浮かんで、こども達大喜び。力いっぱい手を伸ばしてさわろうとしている子もいました。

紙をちぎって、雪まみれ。楽しそう。

Cherryでもパクろう。

さくらっこ には、今月から夏休みに来てくれた瀬戸北総合高校の生徒さんが、ボランティアに来てくれています。福祉を志す生徒さんなので、何度も来てくれる人もいます。

こども達ともしっかり関係ができていて、とても素敵。ありがたやぁ。


Cherry Blossom

中・高等部のデイ

本日、忘年会になります。



午前中にみんなで具材刻んで下準備。

タコ焼きパーティーが始まりました!

竹串でチクチクひっくり返し、だんだん上手になっていきます。






焼きおにぎり、ジャーマンポテトと盛り沢山。

ひたすら食べ続ける育ち盛りの男子。

タコ焼きを20個完食した女子もいたとか、いないとか?

15時のおやつは別腹らしい。

成長期恐るべし。

そしてこの後もパーティーは続き、二次会に突入します!


ジュースで乾杯!

そして、スペシャルサプライズ!


声楽科出身のスタッフさんが、ちょっと遅いクリスマスプレゼントということで、「アベマリア」を披露してくださいました!

本物の歌声に、みんなうっとり。静か~に聞いてました!


そして、これからみんながやってみたいことを自由に言ってもらいました。


「泊まりに行きたい!」

「泊はもちろんのこと、花火がしたい!」

「USJに行きたい!」   などなど・・・



いやぁ~、聞いてしまいましたね、スタッフ、ヨシダ君とサラさん。

今後の展開が楽しみです!


かわち

あれから2週間が経ちました

12月12日、6年目を迎えた常勤職員が永眠し、

私たちにとって、決して忘れる事ができない日となりました。


あまりに突然のこと過ぎて、起こったことを受け止めきれず。

それは当然、ご家族にとっても同じで。

それでも気丈に最後のお別れにむかっていかれるご家族と話すうち、どうしようもない現実と、自分がしなければならないことを理解しました。




平成21年4月、法人を立ち上げ3年目となり、初めて迎える事ができた新入社員でした。

リーマンショックの影響で、福祉に流れてきた第2新卒。

面接では、大きな体で汗をかき、アイドルの追っかけをしているというオタク気質をみせつつも、それだけではない博識な素養も見せていました。友人の間ではムードメーカー的な存在と、自分で言ってしまうのが面白くて。

まじめが3人そろったえとせとらに、まったく別な要素が加わることの期待もあって採用した職員でした。


未知のため不安もあったオタク要素は、発達障害圏のこども達に見事にヒットし、「今日は○○さんいますか?」と毎回ご指名をうけてしまうほどオンリーワンなヘルパーとなっていきました。

自称ムードメーカーは、職場の中では存分に発揮され、人間関係が明るくなったことは間違いなかったと思います。

意外に人見知りですし、繊細で気分屋なとこもありましたが、根は優しく愛嬌のある人柄で、ご家族とも良好な関係を築けていたように思います。


今年は責任者という立場となりましたが、気長に計画的にコツコツというタイプでは全くないので、役職の責任と、こなさなくてはいけない実務に悩み、苦しんでもいました。


手のかかることもたくさんありましたが、どこか憎めない性格に、私たち自身も救われることはたくさんあり、かわいい奴でもありました。


ちょうど30歳を迎え、まさにこれから・・・という時期でした。


あまりに、あまりに早すぎた別れは、ご家族に自身の残してきた足跡を伝える時間も与えませんでした。

僕自身もそうですが、いい年齢の大人が自分の人生を家族とゆっくり話すのは、きっともっと先なのだと思います。


ご家族から、彼の勤めた6年に感謝の意をいただいた時、「えとせとらでの6年が彼にとって幸せだったのか?」、楽しんでる姿も、苦しんでいる姿も見てきた僕にはわかりませんでした。

それでも、何とか、彼の6年をご家族に伝えたかった。


「家族葬」という話を聞き、とても迷い、悩みました。

一部の職員だけで参列することも考えました。

静かに、厳かに最後の別れを偲びたいのかもしれない。

社葬でもないのに、自分達の想いばかりを通すわけにもいかない。

悩みつつ、でも伝えたくて、お母様に相談させていただきました。


幸い、ご家族としても、息子のことを好きだった人で送り出したいという趣旨だったようで、こちらにもどのように声をかけてよいか迷っていたとのことでした。

こども達・ご家族・仕事内容のこともわずかではありますが聞いて見えたようで、こころよく、縁のあった方は是非にとおっしゃっていただけました。そのお気持ちに応えるため、こども達の参列のためのサポートを全力でおこなうことを約束しました。


急なことにもかかわらず、本当に、本当にたくさんの方々がかけつけてくださいました。

日中一時、移動支援、行動援護、そして光陵での放課後デイ。彼の支援の歴史をみるような、こども達、ご家族、そして法人スタッフ、関係者が会場から溢れ出る程集まって下さり、別れを偲び、涙を流してくださいました。


僕としても、彼が支援の中でどんな関わりをしていたのか、どれだけの人達に想われ、可愛がっていただいていたのか、多くの方から寄せていただいた言葉とともに、あらためて知ることとなりました。

そこには、間違いなく彼の6年の集大成があったと思います。

あたり前ですが、会場はにぎやかとなり、ご親族、ご友人の中には驚かれた方もいるかもしれません。私達も全力を尽くしましたが、十分なサポートであったかわかりません。

しかしながら、ご両親は本当に心から受け入れて下さり、こども達ひとりひとりに声をかけてくださっていました。

ご家族にも彼の6年を何とか伝えられたのではないかと思っています。

そして、不謹慎かもしれませんが、私たち えとせとら らしい「お別れ」ができたようにも思っています。


お集まり頂いた皆様、想いを寄せていただいた皆様、私どもの職員に寄せていただいたお気持ち、本当にありがとうございました。

こんなにも想っていただける職員を送り出せたことを誇りに思いますし、それだけの職員に育てていただいたこと、大変感謝しております。

また、残された私たちのことを案じ、暖かい言葉をかけていただいた皆様、ただ ただありがたかったです。


彼がえとせとらでの6年を幸せに感じていたか、それは彼にしかわかりません。

ただ、こんなにもたくさんの方に想われていた彼は、間違いなく「幸せな奴」でした。


不意に訪れる、喪失感や寂しさ、哀しみはしばらく続くのでしょうが、私たち自身が歩みをとめるわけにはいきませんので、彼の残した足跡をしっかり胸に刻みつつ、前に進み続ける事が供養にもなると信じています。



毎年12月12日には、より成長した えとせとら を報告できるよう、職員一丸となり、皆様と歩み続けていきたいと思っています。


大変お世話になり、ありがとうございました。


そして、今後とも私たち、えとせとら をどうぞよろしくお願い致します。

平成26年12月26日

特定非営利活動法人 えとせとら

     代 表  川 地 正 男





身体の大きな彼が、ヘルパーとしてどれだけ動けるか見るため、利用者さんと一緒に出かけた水瀬川



春先で桜がきれいだったのが、懐かしいです。












こども達が、少しでも「お別れ」の時間を理解できるよう、つくったスケジュール。どれだけ伝わったかわかりませんが、これを手掛かりにしてくれた方が何人かみえました。



職員研修

11月の終わりに4回目となる職員研修を実施しました。

今回は、さくらっこ・責任者のエノモトが参加している「第2回食べる力を育てる研修会」の報告からはじまりました。

摂食は私たちにとって、大きなテーマのうちの一つです。

一概に食事と言っても、食べることだけではなく、体の姿勢・ポジショニングや頬・舌・あご・のど・舌骨の動き、呼吸、食事の形態、色々な要素がつまっていて、ひとつひとつがとても重要な内容でした。

食事介助も、これまでは「やり方」を引き継いできましたが、摂食や咀嚼といった機能がどのように発達し、介助している方がどういう段階にあるのかなど、あまりわかっていないままでした。一般的な福祉の勉強では医学・生理学的なことを学ぶ機会は少ないので、こういったことを登録のスタッフを含めて学習することはとても重要だと感じています。


つづいて、自分からの座学と実践研修。

エノモトが受けている研修でもとても多く取り入れられている考え方になりますが、静的弛緩誘導法というのがあります。

それをさらに実践的な取り組みにした、「ふれあい体操」があり、この取り組みをとりいれようと企画しました。

先の食べるということも関係してきますが、重症児は誤嚥と窒息と隣り合わせで生きている方が多くいます。私たちが支援している方にもそういったリスクの高い方はみえますが、いかにそういった状態にしないかが重要だとすると、そのための取り組みが必要になります。

その手がかりが、静的弛緩誘導法にあると考えました。

特別支援学校など、教育の現場の中でとりくまれてきた考え方のようです。

脳性麻痺独特の体の動きが、障害に起因するだけでなく、成長のなかで自分なりに獲得してきた動きであり、それが本来の身体の動きとも異なるため、強い緊張や舌がうまく使えないといった機能的な難しさを招いていると捉えています。

そのため、「ふれる」ということを通じて身体の感覚や身体のイメージの「ひろがり」を促し、関わりを通じて自ら身体を動かそうとする心を育て、身体の動かし方を学びなおすというもののようです。

「ふれる」という、人や体格を選ばない誰にでも取り組めるというところがミソです。


座学のあと、スタッフ同士でふれあい体操の中のひとつ、ふれ足体操に取り組んでみました。写真取り忘れてしまいましたが、思いの他盛り上がって、レポートにも前向きな意見が多くありました。

みんなで歌を歌いながら関わるものになるので受け入れてもらえるかが不安でしたが、まずは一段階クリアできたようでホッとしました。

これを受け、まずはCherryの現場から12月に入り、毎日やるようにしています。


ふれ足体操は、足にふれる取り組みになりますが、ふれ始めて改めて感じるのは、足の冷たさです。麻痺があり、足としての機能が十分ではないこともあり、緊張や拘縮で固いお子さんもみえます。

個人差はありますが、ふれていくことで温かくなってきたり、少し緊張が緩んできたりするお子さんもみえます。指先は過敏になっているお子さんも多いですね。

足裏の感覚がひろがっていくことで、体に変化が起き、排痰がうまくなるようなこともあるそうです。


いずれにせよ、学校でもやっているお子さんもいて、楽しそうにやれているのはいいようにおもいますし、学生スタッフなど慣れないうちは身体的な介助をするまでの期間をつくるようにしてきたので、体操を通じて早いうちからふれあう機会をつくることができるのもメリットだと感じています。

かわち


マチルダ 1月の予定表


こんばんは、マチルダのブログ担当さわいです。おひさしぶりです。

1月の予定表の配布も先週には終わり、ご利用希望の締め切り日が
今日でした。

ここから、利用者さんの手元に「ご利用のお知らせ」(ご利用予定日)
をなるべく早く届けるべく、一所懸命シフト作成に打ち込みます!!


追伸、、、、

些細なことですが、一番言いたいことです。えへへ
今月分からレイアウトを少し変えました。希望欄と月日の欄が離れていて
書き間違いが起こりやすそうだったので、単純ですが、
月日の横に希望欄「○」としました。

問題はですね、、、、m(_ _)m

お名前欄を編集中に消してしてしまい、そのまま作るのを忘れて
そのままファックスしてしまいました!すみませんでした!!