スケジュールボードの効率化は愛の告白かもしれない テヘペロ

こんばんは、マチルダのさわいです。

マチルダではそれぞれの子ども達が、マチルダでの滞在中の過ごし方が分かりやすいように、スケジュールボードというものを使っています。

一枚目の写真は

①パズルの写真(課題として一日一個取り組んでもらっているもの)

②末広商店街の写真(商店街へお使いに行くというプログラム、親御さんに頼まれたものを一つ買い、駄菓子屋さんでおやつを50円から100円程度買ってもらいます。)

③手をあらう

④お弁当(夏休みは学校がないので、こどもたちは9:30~15:30の間をマチルダで活動します。つまり、お昼ご飯も食べていきます。)

⑤自由時間(一応この「自由時間」か「遊ぶ」という文字カード、あるいは文字だけでは分かりづらい子には写真二枚目のスマイルマークの「遊ぶ」というカードを、自由時間用に用意しています。)

⑥手をあらう

⑦おやつ(15時ごろおやつを食べてもらい、帰り支度を始めます。)

⑧片づけ

⑨帰ります

という流れになってます。


このスケジュールボードが10人程度毎日必要になります。一番多い時で14人だったかな。最近は少ない日で7、8人でしょうか。

小中高生(7歳から18歳)までを、一緒の空間で過ごしてもらっているので、年齢によって文字の理解度も様々ですし、文字より絵や具体物の方が分かりやすい子もいて、

一人一人スケジュールボードに使うカードを選んで貼っています。

問題は、、、、、

その日の掃除当番のスタッフさんにやってもらっているのですが、

当番の人によって選ぶカードが変わってきてしまうことです。

絵カードで伝えるべき子どもに文字カードが貼ってあるとか。。。

これはスタッフさんの力量の問題ではなく、運営サイドの準備不足がなせる結果な訳です。


一人一人のお子さんの理解度のアセスメント(評価)を我々運営がなんとなくしているため、

スタッフさん達にマニュアルを提示できないままでここまでやってきました。


掃除や整理整頓があまり好きでない僕は、、、
このスケジュールボード作りが苦手であります。掃除(スケジュールボード作り)をせずに、子ども達の送迎に行きたいと思っていたりします。

それではいけないな、当たり前ですが、そう思って下の二枚目の写真のフォルダを作り始めました。



これまでは、カード類は種類別に分類してカードケースに収納、そこからスケジュールボードに貼るという作業をしていました。

それを、それぞれの子ども用のフォルダ(男のは水色、女の子はピンクにしてみました)に、一日の中で必要な基本的なカードを最初から貼っておくことにしてみました。

まだ数人分しか用意できていませんが、、、

こうすることで、掃除当番のスタッフさんがその子にとって適切でないカードを選んでしまう、
あるいはスタッフさんがどのカード(絵なのか、文字なのか、文字でも漢字か、ひらがなか、読み仮名を振った漢字か)を使うかで悩む時間をなくせるのでは?

さらには、子ども達が理解しやすい環境になるだろうと

ちと手間ですが、思いついたので始めてみました。



少し前に研修を受けた 山口久美さんという講師の方が言うてはりました。

こんな言葉だったと思います。

「構造化は自閉症の人に対する愛の告白なんです」と


彼女ら彼らにとって健常のノーマルな世界は、おそらく非常に分かりづらく住みにくいものだと思います。

そんな人たちが過ごしやすくなれるお手伝い、それはほとんど彼らへの愛情表現ではないのかと

山口さんの言葉を受け止め、その時はかっけええええなあああ!!(かっこいいなあ)と思ったものです。


しかし、現場でうまく支援できずに体で制止するパワーゲームや、叱ってしまうことで行動を止める場面がままあります。

最近そんなことがいくつかあって、

なんとかせねばなるまいと

初心に帰ろうとスケジュールボードを手直しし始めたのでした。



明日からマチルダはお盆休みです。14,15,16日と。
友だちや先輩のいる滋賀と奈良に遊びに行ってきます。
琵琶湖で釣りして、、和歌山か三重で海釣りして、、、

リフレッシュしてきて、また来週から愛の告白と言えるような支援に近づけるよう、ボチボチ行きたいと思います!

よろしくお願いします!

さわい拝

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